数年前から注目を集めている太陽光発電ですが、実際に個人の家庭にまで取り入れている世帯はまだまだほんのわずかだと思います。必ず得をするような仕組みになっているわけではなく、当然メリットの裏にはデメリットも存在します。発電のためのソーラーパネル自体は初期投資として必ず必要な費用ですが、これは20年くらい使い続ければ元がとれるようです。20年と言うと住宅ローンが最長35年なので、それにくらべれば初期投資の回収期間は短いように感じます。こう考えると、住宅の購入時にでも一緒に設置してしまった方がいいように思います。また、逆に言えば20年以降は電気代が浮いた分プラスになっていく計算で、電力の自由化も解禁され個人での電力の買取を行っている業者もあるくらいです。では次はこれらの裏にある、いわば悪い点ですが、最初に設置したソーラーパネルも一生ものではありません。当然メンテナンスの必要もあり、なにかの具合で故障する可能性もあります。そうなったときの費用を設置したメーカー側が負担してくれるのか、住人の負担になるのかはしっかりと事前に確認しておくことをお勧めします。初期投資よりもランニングコストで電気代を上回っていたのでは本末転倒です。さらに、初期投資を回収できる期間は約20年ほどとお話ししましたが、これにはかなりの個人差があります。まず、各住宅でどれだけのソーラーパネルを設置でき、かつ、どれくらいの電力を普段消費しているのかはかなりのバラつきがあるからです。さらには、太陽光を利用して発電するため当然天候の影響はもろに受けます。晴れの日が続けば黒字ですが、曇りや雨ばかりが続けば赤字です。一か八かの賭けのような部分があることは否めません。日没の時間も季節によって変わるためそのあたりも考慮しなければなりません。当たり前ですが、太陽光システムは、雨の日だけでなく夜も発電しないし蓄電もできないという弱点があります。このあたりを自分の家庭の環境をみながら綿密にシミュレーションし、何年で初期投資を回収できるのかをはっきりさせてから導入を検討するべきです。この分野の発電方法は急成長の分野であります。それでも最初にかかるお金は大きいので、導入するのなら早めからの方がお勧めです。なにより、電気代うんぬんよりも原発反対が謳われる中、これにとって代わる手段としてはかなり有効なもののように思います。このあたりを考慮して賢く導入したいですね。